カットやヘアスタイルに関しての質問

HAIR Q&A 〜 HairCut & Hairstyle 〜

ヘアQ&A 〜カットやヘアスタイルに関しての質問〜

カットやヘアスタイルのことなどに関してリプリゼントの美容師によせられる疑問にQ&A形式でお答えしています。

髪型を伝えるのが難しい。カウンセリングが緊張する。

似合う長さやスタイルは一通りではありません。
「この長さ」なら、「ここにボリュームがあった方がいい」、「ここに動きがあった方がいい」、「前髪はこの長さにした方がいい」などと似合うスタイルを絞り込んで提案していきます。
また、「似合うスタイル」であっても、「好みのスタイル」でなかったり、「自分で再現できるスタイル」でなければ気に入っていただくことができません。
「似合うスタイル」を作るためには、「お客様の好みを知ること」と、「ふだんのスタイリング方法を知ること」がとても重要です。

カウンセリングでは

まずご来店下さったお客様に対して、カウンセリングを行います。
スタッフは、お客様の好みやご要望を伺いながら、お客様のお顔立ちや、骨格、毛量、髪質、肌の色、ファッションから得られるイメージなどを観察しています。

スタッフは、本当はいろいろ聞きたくてウズウズしているのですが、聞きすぎると嫌がるお客様もおられるため、少し遠慮しながら質問をしていますので、朝のスタイリングにかけられる時間や、スタイリング方法、髪の悩みなど、どんどん質問や注文をしてください。
ヘアスタイルについて、スタッフとお客様がイメージを共有できたとスタッフが確信したら施術に入ります。

四角い顔でも卵形の顔に見えるようにできますか?

顔型には大きく分けて、「卵型」「丸顔」「ベース顔」「面長」などがあり、理想的な骨格は「卵型」です。
卵型に近づける事で、理想のヘアデザインをする事ができます。
似合う髪型にするには、顔型だけではなく、顔のパーツや肌の色、肩幅、身長などを考慮することが必要ですし、髪質や毛量なども大きく影響しますから、顔型だけにこだわるのは得策ではありませんが…

ここでは卵型以外の骨格の方を卵型に見せる方法をご紹介します。

子供顔の丸型タイプ

「丸顔」の方は子供顔とも言われていて、幼く見えがちなのでシャープな印象を持たせられるように縦長感を出します。トップにはボリュームを出し、サイドをタイトにしてあげることで、しもぶくれに見せない理想的なフォルムにできるでしょう。

男性顔のベース型タイプ

ベース顔の方は男性顔とも言われていて、四角く見せない様にソフトに見せる事が絶対条件なので、ハチの部分をタイトにし、その他の部分は柔らかくボリュームを出し、エラが張っているならフォルムをくびれさせて、外ハネにする事で視線を逃がす事が出来ます。

大人顔の面長型タイプ

面長の方は、大人顔とも言われているので、老けてみせない様にする事が大切です。縦長感は出さない様にサイドにウェイトを出して、視線を横に引っ張る事で印象を和らげる事が出来ます。

自分の骨格(顔型)を知る事で、活かしたり隠したりするテクニックを毎日のヘアスタイリングにも役立てて下さい。

老けてみられるのですが、かわいいイメージにすることはできますか?

女性の顔のパーツから受ける印象として理想的なのは、

女性の顔の特徴

  • 目が大きく曲線的。
  • 鼻が小さく高い。
  • 口角が上がっている。
  • 眉が細く曲線的。

などの「女性顔」と言われる顔立ちです。
他には「男性顔」のパーツ。特徴として

男性の顔の特徴

  • 目のラインが上がっている。
  • 眉が直線的で太い。
  • ほお骨が目立つ。
  • 顔が角ばっている。
  • 口角が下がっている。

などがあります。
「子供顔」のパーツの特徴として、

子供の顔の特徴

  • 目のラインが下がり気味で大きい。
  • 鼻が丸くて低い。
  • アゴが丸くて短い。

などがあります。
「大人顔」のパーツの特徴としては、

大人の顔の特徴

  • 目元が立体的。
  • 鼻が長い。
  • 頬が長い。
  • 額が狭い。
  • 眉が長い。

などがあります。
どの顔のどのパーツをとっても、どこのパーツを強調して活かすデザインにするかで、イメージはクールにもキュートにも変身する事が出来るのです。

例えば大人顔の人がかわいくキュートなイメージにする場合は、バングを曲線的にして、インナーラインに横幅の印象をつけて、全体的に曲線的なイメージをつける事で、キュートな印象が働きます。

逆にクール、エレガントなイメージを強調する場合は、インナーラインに縦長な印象をつけてバングをナナメにシェーピングすることで、クールなイメージにする事ができます。また顔周りに重たくサイドに流れる毛流れを出してあげることでグラマラスな印象に見せる事も出来るのです。

他にも重さや軽さの持つイメージもあります。 重さは大人っぽさや、落ち着き、エレガンスといった印象を、軽さは子供っぽさや、かわいさ、活発といった印象を与えます。

最後に大切なのはフォルムです。バランスが良いと言われる菱形も様々な菱型があって、ウェイトが高いとクールになるし、横広がりならキュートにもなります。

以上の事をふまえてカウンセリングに活かし、似合うスタイルを見いだせる様に私たち美容師は心がけています。

髪の毛を伸ばしたいのですが、カットの必要はないのですか?

ひと昔前までは、伸ばす前には傷んだ毛先を切る事が常識でした。
それは髪の毛は地肌から生えた時点で死んでおり、蘇生力が無いため、切る事で地肌からの新たな成長を待つといった考え方からでした。

でも現在では、髪の毛は生きているという観点から、傷んだ毛先を健康な髪に再生するヘアケア用品の開発も進められています。

カットしたから伸びが早いという事はありませんが、細くなったり枝毛になった毛先は見た目にもあまりいいものではありません。
また、伸びることで形がくずれてしまう髪型もあります。
見た目の長さを変えず、傷んだ毛先を少しずつカットしたり、形を整えたり、ボリュームの調節をしながら髪が伸びるまでの過程もおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょう?

長さをかえずにイメージを変えることはできますか?

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単にカットでレイヤーを足すだけで、シルエットは変わりますし、動かしたときの動き方も違ってきます。また量感調節によるソギ方の違いでもイメージは変える事ができます。
ただ全体に伸ばしている方には、目標としているスタイルに対してさしつかえないか美容師によく相談しましょう。

この2つの写真のベースとなるカットは同じですが、毛先の毛量調節をしてパーマをかけ、カラーをしてイメージをかえました。

カットだけでラインをかえることもできますが、このくらい劇的なイメージチェンジをしたいなら、パーマやカラーが一番イメージを変えることができます。
また、長さもかえたくないし、パーマもカラーもしたくないけどイメージを変えたいなら、前髪のカットをかえたり、前髪のおろし方をかえるのもかなり雰囲気をかえることができますよ。